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近年試されている抗がん剤治療の方法の一環として「極小量抗がん剤療法」という方法があります。
これは、抗がん剤の投与量をごく少量にするという治療方法です。 まだ普及はしていない方法ですが、成功例もあり、これから大きな発展が期待される治療法となっています。 極小量抗がん剤療法は、これまでの抗がん剤治療の常識を覆す手法です。 抗がん剤による治療は、副作用との戦いでもあり、その投与量には非常に気を使う必要があります。 ただ、ガン細胞を除去する事が叶わなければ投与する意味がない為、大前提としてガン細胞に届き、効果を及ぼす量を投与するというものがありました。 悪くとも、投与してひと月以内に腫瘍の縮小が期待できる量の投与というわけです。 ただ、これには2つ問題があります。 1つは、前述の通り副作用との戦いです。 そしてもう1つは、一時的な腫瘍の縮小は後にリバウンド現象を起こし、より腫瘍を大きくする要因になる可能性を秘めているという点です。 よって、抗がん剤を投与して実際に腫瘍が小さくなったからと言って、安心はできないというのがガン治療の難しいところなのです。 一方、極小量抗がん剤療法は、見た目には効果が出ていないように見えますが、実際には腫瘍が縮小を見せ、リバウンド現象も起こらず、副作用も最小限に抑えられるという良い事尽くめの方法です。 ただし、まだ成功例は多くなく、研究の段階と言えます。 本当の意味で、適切な投与量はどれくらいなのかを示すという意味では、今後のガン治療の発展はこの方法の確立にかかっているかもしれません。 PR |
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