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薬を飲む場合、その量も重要ですが、飲む時間帯というのも大事で、それによって効果が変化する事があります。
というのも、人間の細胞というのは、分裂したり増殖したりするリズムが時間帯で異なるからです。 基本的に、人の細胞は午前中は活発で、午後から夕方にかけて緩やかに低調になり、夜から深夜にかけては最も沈静化します。 これが薬の効き目に大きな影響を与えるのです。 そして、この時間帯での薬の効果の変化は、抗がん剤であっても例外ではありません。 ただ、午前中に投与すれば良いというものでもありません。 副作用が起こりにくいように深夜帯に投与するケースもあります。 この時間帯を考慮した投与方法を「クロノテラピー」といいます。 日本語では「時間療法」と訳されるこの投与方法ですが、日本ではあまり馴染みはありません。 ただ、副作用が非常に強いガンに対しては、どの時間帯に抗がん剤を投与すべきかという検討がなされる事はあります。 とはいうものの、横浜市立大学医学部付属病院において大腸ガンの治療のためにクロノテラピーを活用した術前化学療法を行い、成果をあげたという報告もあり、少しずつですが具体的な実績も散見されるようになっています。 抗がん剤投与という治療方法は、副作用の程度によって使用する量が大きく変わります。 もし、副作用がかなり出てしまうようなら、ガンを完全に消滅させるだけの量の抗がん剤を投与するのは難しいでしょう。 ですが、こういったクロノテラピー等を上手く活用できれば、更に適切な治療が受けられるかもしれません。 PR |
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