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抗がん剤の投与には点滴に代表される静脈注射が一般的ですが、血液への投与は即ち全身への投与と同義の為、どうしても正常な細胞にまでその効果が及んでしまいます。
抗がん剤はガン細胞にだけ効果を発揮する薬ではなく、正常な細胞にもダメージを与え、それが副作用という形で体調不良を引き起こす事にもつながっているのです。 また、血液内への投与の場合、どうしても代謝が発生したり、拡散されてしまったりして、抗がん剤の本来持つポテンシャルが完全に発揮されず、腫瘍の位置によっては濃度の高い抗がん剤が届かないというケースも出てきます。 正常な細胞にダメージを与える一方、肝心の治療すべき部分にはあまり作用しないという最悪の状況も起こり得るわけです。 そういった可能性がある場合、抗がん剤の投与方法を変えるのが一般的です。 そして、特に腫瘍の位置が静脈注射では届きそうにないというケースでは、腫瘍に直接投与するという方法を採ります。 これを「局所投与法」といいます。 局所投与法は、ある一定の位置に絞って抗がん剤を投与する方法です。 例えば、骨髄に腫瘍がある場合、骨髄注射で直接投与するという手段を用います。 非常に大きな痛みを伴う一方、効果は十分に期待できます。 また、局所投与法は副作用の軽減という目的で行われる事も視野に入れられています。 一定範囲のみしか抗がん剤が循環しない投与方法が研究され、実際に成果も出ているからです。 局所投与法には、動脈に注射する「動注化学療法」、骨盤内の内臓を治療する「閉鎖循環下骨盤内灌流化学療法」等があります。 PR |
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